7月に故Steve Jobs氏の自宅に空き巣に入った泥棒は道化を演じるつもりはなかったのだろう。しかし、この男が盗んだ「iPad」の1つはまさにそういう使い方をされることになった。
報道によると、プロのエンターテイナーである"Kenny the Clown"(道化のケニー)さんは、友人のKariem McFarlin被告(35歳)から流行りのiPadを譲り受けたという。McFarlin被告は容疑を認めて保釈金未納で拘置されており、米国時間8月20日に出廷することになっている。
San Jose Mercury NewsによるとKenny the Clownさん(本名Kenneth Kahnさん)は、このiPadが盗品でSteve Jobs氏のものだったとは知らなかったという。Kahnさんは道化を演じている間、iPadを使って子どもたちのために歌を流していた。
報道によるとKahnさんは、警察がこのiPadを押収しMcFarlin被告が逮捕されて初めて、故人となったAppleの元最高経営責任者(CEO)が生前所有していた盗品を自分が使っていたことに気付いたという。Kahnさんは、単にMcFarlin被告が新しいiPadを購入したので古いiPadを友人である自分にくれたのかと思っていた、とSan Jose Mercury Newsは伝えている。
2人は10年以上前、Kahnさんがカリフォルニア州アラメダにあるエンシナル高校のバスケットボールチームでMcFarlin被告のコーチをしていた時に出会って友人になったようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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