写真共有サービスのInstagramがなぜFacebookにとって魅力的に映ったのか今でも不思議だという人は、世界の上位100ブランドのうちInstagramを利用しているブランドの数を考えてみてほしい。
Simply Measuredが米国時間8月8日に公開した調査結果によると、世界で最も人気の高いブランドをランキング形式で発表するInterbrandの年次調査Best Global Brands 2011の、上位100ブランドのうち約40%がこの若いサービスを利用しているという。Instagram上で各ブランドがどのように利用されているかに関するこの調査は、新しいInstagram解析ツールの導入に伴って公開された。
これは利用率で見るとFacebookの98%やTwitterの94%に到底及ばないが、2011年に1500万人だったInstagramのユーザー数が今や8000万人になった点をSimply Measuredは指摘している。2010年10月にサービスを開始したInstagramは、2012年秋に1億ユーザーの大台に達するとみられているが、このユーザー数を達成するまでにFacebookは4年、Twitterは5年かかったとSimply Measuredは述べている。
すでにInstagramを利用しているBest Global Brands 2011企業の閲覧ユーザー数は全体で300万人にのぼり、上位10ブランドはすでに96%のエンゲージメント(企業と消費者の交流)を築いている。17のブランドはフォロワー数が1万人を超えている。
Instagram最上位のブランドはMTVで81万3201ユーザーを抱え、Starbucksの75万8146ユーザーが続いている。その他の上位ブランドには、Burberry、NIKE、General Electric(GE)、Gucciなどが名を連ねる。Best Global Brands 2011で6位のMcDonald'sはInstagramの上位10ブランドの最後にランクインしたが、世界最大のブランドであるCoca-ColaはInstagramの上位10ブランドに入らなかった。
Instagram上のブランドの大多数は同サービスを積極的に活用しており、25%は週に少なくとも1枚の写真を投稿している。リスト上で最も積極的なカテゴリは、Tiffany & Co.、Audi、Hermes、Gucci、Mercedes-Benz、BMW、Armaniなどの高級ブランドだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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