これは、先ほどの画像の鮮明なバージョンだ。後部に搭載された危険回避カメラで撮影されたこの画像には、Curiosityの6つの車輪のうち1つ(右下)と電源の一部(左上)が映っている。NASAによると、撮影時にカメラがまっすぐ太陽の方に向けられていたため、画像の上部に光が入り込んでいるという。
エンジニアたちは写真がすぐに送られてくるとは期待していなかったのだが、着陸後数分すると、解像度の低いぼやけたサムネイル写真が同探査機後部の危険回避カメラから送信され、火星地表に降り立った車輪を映し出していた。
ミッションコントロールコメンテーターであるAllen Chen氏はこのように述べた。「『Odyssey』のデータは今も強力だ。Odysseyは良好な状態で、空の彼方にいる。今われわれは、画像が送られてくるのを待っているところだ」
「サムネイル写真が届いた」と誰かが言った。
「火星に着陸した」とChen氏は伝えた。
提供:NASA/JPL-Caltech