7月30日~8月5日のAppleに関連するCNET Japan/ZDNet Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
8月に入り、日本も夏真っ盛りの暑さが続いていたが、それ以上に白熱したのがAppleとSamsungの知的財産侵害を主とした裁判の行方だ。カリフォルニア州、シリコンバレーをなす都市の南端に当たるサンノゼ市で開始される審理に、担当するLucy Koh判事は、「これは非常に興味深い裁判になるだろう」と陪審に語ったそうだ。
まずはこのニュースから。
この裁判は、Appleによる「Samsung Galaxy SがAppleのiPhoneを模倣した」という知的財産の侵害の訴えから始まっている。これまでも、Appleは2007年のiPhone発売以前のプロトタイプの画像などが裁判資料から明らかになっているが、カリフォルニア州の法廷で、AppleとSamsungの主張を陪審員がどのように判断するのかが焦点となる。
注意しなければならないのは、法廷にも戦術があること。そして、記事でもすべての情報が触れられているわけではない。このあたりも注意しながら追いかけていきたい。
初期の「iPhone」と「iPad」のデザイン、裁判書類で明らかに(7月30日)Appleの資料からは、Appleの商品券等に関する経緯も垣間見ることができる。例えば、Apple内部でこれまでSteve Jobs氏が否定していた7インチサイズのタブレットについての検討の様子も示されている。
アップル幹部、7インチタブレットの妥当性についてジョブズ氏に進言--サムスンとの裁判で明らかに(8月4日)CNET Japanの記事にはないが、Appleの幹部の裁判での発言も注目される。例えば、マーケティング副社長Philip Schiller氏は、アメリカらしい理由でSamsungがAppleのマーケティング広告にタダ乗りしていると指摘をしている。高速道路沿いの看板は、「時速55マイル(約88km)で高速を走っていたら、注視できるのは一瞬だ」との指摘。
Apple v. Samsung: Apple says Samsung is free-riding on $1 billion in marketing | Ars TechnicaAppleが用途不定ながら、曲がるディスプレイのタブレットカバーの特許を出願。既存のSmart Coverの昨日はそのままに、裏面に曲げることができるディスプレイを入れるというアイディアだ。特許図面でその用途例が示されており、カバー部分がキーボードになるアイディアも示されている。ギャグみたいな、会議のネームプレートになる、というアイディアも好きです。Twitterが表示されても面白そうですね。
ディスプレイを組み込んだ「Smart Cover」--アップルの特許出願書類が公開(8月3日)米国の複数のニュースが、Appleの次世代iPhoneとiPad miniの発表を9月12日に行うのではないか、と報じている。昨年のiPhone 4Sの発表と発売日の関係から、iPhoneの発売はその10日後となる9月22日と目されている。また同日はiPod touchの新型やiPod nanoなどの製品のアップデートへの期待もある。
次期「iPhone」と「iPad mini」、9月にも発表か(7月31日)筆者のMacBook Pro Retinaディスプレイモデルに導入したOS X 10.8 Mountain Lionは好調に動いている。導入当初はLionからの変化があまり大きくないという印象だったが、だんだん細かい点で安定性や面白い使い勝手などを見つけられるようになってきた。ただ、iOSでも共通だが、OSだけでMacを使っているわけではない。アプリの対応が進むことで、さらにMountain Lionの使い勝手が変わってくるはずだ。
「OS X Mountain Lion」レビュー--注目の新機能を解説(前編)(7月30日)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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