Twitterは米国時間7月31日、「cashtag」を発表し、Twitterサイトにおける金融情報の共有に重点を置く姿勢を示した。cashtagとは、$AAPL、$GOOG、$FBなどのティッカーシンボルをクリック可能にしたもので、これをクリックすると該当する企業の金融や株式情報の検索結果が表示される。
同社は次のように書かれたツイートで新機能を発表している。「http://twitter.com上で$GEのようなティッカーシンボルをクリックし、株式や企業に関する検索結果を確認できるようになった」(Twitter公式ツイート)
The Vergeは、cashtagが誕生する前には、@マークを使った返信や、#マークを用いたハッシュタグなどのように、ユーザー発の新しい手法がTwitterで展開されていると述べている(ハッシュタグはその後、「Discover」タブに発展した)。今回のようなcashtagも、ユーザーを別のサイトに流出させるのではなく、twitter.com上にとどまらせるための新戦略の一環と考えられる。
これに対し、StockTwitsの共同創業者Howard Lindzon氏は、StockTwitsの主要機能をTwitterに乗っ取られたと主張する。「飛行機を乗っ取ることはできるが、だからといって飛行方法が分かるとは限らない」とLindzon氏は述べる。起業家でもある同氏はほんの数カ月前にTwitterから自前のcashtag機能を実装するつもりはないと聞かされたと述べている。
現在のところ、TwitterのcashtagをクリックするとティッカーシンボルのTwitter内検索結果が表示されるが、Twitterサービス内の他の情報が出てくるわけではない。当然、この状況は時間の経過とともに変ってくると思われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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