ヤフーは7月25日、2013年3月期第1四半期(4月1日~6月30日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.0%増の775億9600万円、営業利益は同8.6%増の421億5800万円、経常利益は同8.8%増の427億7100万円、純利益は同7.6%増の250億9400万円となった。
第1四半期は、リスティング広告の売上の伸びが売上全体の伸びをけん引。特にスマートフォン経由でのリスティング広告の売上が大幅に拡大した。また、ディスプレイ広告では交通・レジャーや移動体通信サービス、化粧品・トイレタリー関連の企業からの広告出稿が増加し、売上が増加した。
これに加えて、求人などの情報掲載サービスやデータセンター関連、ゲーム関連サービスの売上の伸びも売上全体の増加に寄与。利益面においても、売上の拡大にともない営業利益、経常利益、四半期純利益ともに増益となった。
コンシューマ事業は、ゲーム関連サービスの売上が増加したことに加え、スマートフォン経由の「Yahoo!ショッピング」の取扱高が拡大した結果、売上高は前年同期比1.2%増の274億円、営業利益は同3.6%増の184億円となった。
また「Yahoo!オークション」は、前年同四半期に一時的に取扱高が増加した防災・節電用品の需要が落ち着いたことで、全体の取扱高はわずかに減少している。Yahoo!ショッピングは、各種キャンペーンを展開したことなどにより、スマートフォン経由の取扱高が前年同四半期と比較して大きく拡大した。
有料コンテンツでは、「Yahoo! Mobage(ヤフー・モバゲー)」「戦国IXA」「モンスタードラゴン」のいずれにおいても登録利用者数が順調に増加したことで、ゲーム関連サービスの売上が前年同四半期と比較して増加している。
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