Amazonが数機種の新しいタブレットを発売する計画であるという。同社の小売パートナーの1社によるコメントで明らかになった。
Staplesの米国小売担当プレジデントを務めるDemos Parneros氏は、米国時間7月23日に公開されたReutersとのインタビューで、Amazonが現在「最大で5〜6機種」のすべてサイズが異なるタブレットを開発中であると述べた。Parneros氏によると、1つの機種には10インチディスプレイが搭載される予定だという。同氏はこれらの端末の発売予定時期については述べなかった。
Amazonが2012年中に新しいタブレットを発売する予定だという報道はもう何カ月も前から出回っている。米CNETは6月、7インチ画面を搭載する第2世代「Kindle Fire」が7月末に発売される可能性があるという信頼できる情報筋からの情報を得た。10インチのモデルが数カ月のうちに発売されるとする別の報道もあった。
Amazon自体は、この件について堅く口を閉ざしたままである。しかし、同社のKindle Fireは、発売当初は好調であった売り上げが低迷しており、刷新が予定されている可能性を示唆している。とはいえ、現在は1機種のみを提供するAmazonが、それほど多くの種類のタブレットを発売するかもしれないというのは驚きに値する。
Reutersは23日、Amazonがタブレット以外にスマートフォンも開発している可能性があると報じた。Reutersは、シリコンバレーにあるAmazonの研究および設計センター「Lab126」の従業員数が、2011年9月の約500人から現在は900人近くにまで増加していることを発見している。
製品設計企業Ammunitionの創設者であるRobert Brunner氏はReutersに対し、「彼らがそこで働いているのは、他の端末を開発するためだ」と述べた。「わたしはJeff Bezos氏とAmazonを知っているので、同社がスマートフォンを開発している可能性は高い」(Brunner氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」