Amazon.comがすでにアジアの部品サプライヤー各社とスマートフォンのテストを行っており、早ければ2012年中にも生産に入る可能性があると、The Wall Street Journal(WSJ)が報じている。
WSJの情報筋の1人によると、Amazonが現在テストしているスマートフォンの画面サイズは4~5インチ(約10.2~12.7cm)になるという。
この報道は、Bloombergが先ごろ伝えた情報を裏付けるものに思われる。Bloombergの記事では、シアトルを拠点とするインターネット小売業者のAmazonがハードウェアメーカーのFoxconnと提携し、「iPhone」ならびに「Android」搭載端末に対抗するデバイスを開発中だと伝えていた。さらにAmazonは、今後予想される法的な問題に備え、無線技術に関する特許ポートフォリオも強化していると報じられている。
Amazonが独自のスマートフォンに取り組んでいるとのうわさは、これらの報道が初めてではない。Citigroupのアナリストは2011年11月、Eコマース大手のAmazonがFoxconnと提携してスマートフォンを開発しており、2012年第4四半期にリリースする予定だと示唆していた。
Amazonはまた、第2世代の「Kindle Fire」もリリースに向けて準備中とみられており、これはAppleの「iPad」やAndroid搭載タブレット端末「Nexus 7」に多少なりとも圧力をかけると予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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