GALAXYシリーズを選ぶ場合、今までは躊躇する点があった。その1つにおサイフケータイの対応が挙げられる。フィーチャーフォン時代から、おサイフケータイをがっちり使っているユーザーは少なくなく、特に移動ツールとしてモバイルSuicaを本格的に使っているユーザーからすれば、おサイフケータイ機能を捨ててまで、スマートフォンに変えたくないと思っている人もいるだろう。
GALAXY S IIIはシリーズで初めておサイフケータイに対応。筆者がメインで使っている機能のモバイルSuicaを早速設定してみたが、鉄道の改札口をなんの問題なく通過できた。電車に乗ろうと思ったとき残金が足らずに慌ててオンラインチャージする場合でも、回線がXiということもあり、チャージは素早く完了する。
また、おサイフケータイはお金が絡む使い方だ。2重3重のセキュリティや信頼性がしっかり確保され、お金が消失することはない仕組みになっているはずだが、スマートフォン本体が安定動作していないと気分的に使いたくなくなる。その点、GALAXY S IIIであればアプリも安定して動いているため、気分的にも安心して使うことができる。
GALAXY S IIIを使ってみたが、やはり速さは正義だということを実感する。何をしても高速なので、無駄な待ち時間がなくなり、スマートフォンをスムースに使うことができたと思っている。
従来、速さを求めると何らかの便利な機能を犠牲しなければならなかったが、GALAXY S IIIはそれもない。強いていうなら防水機能が足りないという点くらいだ。それ以外は揃っており、しかも速い、電池が持つ、薄い、比較的軽い、などメリットが多く並んでいる。
ハイエンド向けという位置づけで売り出している機種だが、大画面は視力が衰えてきた年代にも使いやすいだろうし、初心者には不可解なはずの「画面が真っ黒で処理待ちしている」「処理が遅くてタッチを受け付けない瞬間がある」といったこともない。
GALAXY S IIIは現時点でハイエンド志向のユーザーにとどまらず、初心者も含めて幅広い層で満足できる機種ではないだろうか。
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