一度に複数の仕事を抱えながら、パニックに陥らずにこなしている人は、どのような考え方をしているのか。その人にだけ1日30時間あるわけではないのに、どのように時間をやりくりしているのか。プロデューサーという仕事で活躍中の著者が自身の時間管理の方法を「ダブルブッキング時間術」と名付けて、複数の仕事をいくつも同時にまわしていく方法と、前提となる考え方を解説する。
仕事が2つ重なっただけでも戸惑うのに、3つも4つも重なるなんて無理だと普通は考える。しかし、著者は2つやってるなら3つも4つも一緒と考える。この思考の違いは何なのだろうか。もちろん基本的な性格の違いはあるだろう。しかし、それだけでは終わらない。「ながら」を許す時間の使い方、クラウドなどのツールの使用、古い考え方や常識に捕らわれない姿勢など、さまざまな創意工夫をしていることが分かる。
1日に使える時間は限られているのだから、最大限有効活用したいと誰しも考えるだろう。しかしいくらデジタル的なツールをそろえてみても、使う側の意識が変わらなければ、時間の使い方は変わらない。破天荒にも思える考え方を取り入れて、自分をほんの少し変えてみるのもいいだろう。
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