Appleが「Mac OS X 10.8(Mountain Lion)」を仕上げたのと時を同じくして、Googleは米国時間7月9日、自社のウェブブラウザ「Chrome」で「Mac OS X 10.5(Leopard)」のサポートを終了する予定だと述べた。
Leopardは、長い準備期間を経て2007年に登場した。Appleは近年、OSのアップデートの頻度を高めてほぼ毎年実施しているが、Chromeはさらに頻繁に、6週間の周期でアップデートしている。
ChromeチームメンバーのJason Kersey氏は7月9日のブログで、開発者チャンネルでのテストに入ったばかりの「Chrome 22」に関して、「留意してほしいのは、Mac上でChromeはOS X 10.6以降が要件となり、今回のリリースがOS X 10.5かそれ以前(のOS)には対応しない点だ」と述べた。同ブラウザのバージョン22は、約3カ月後にChromeの安定版として主流になる予定だ。
Googleは同日、「Chrome 21」のベータ版も発表した。同バージョンには、ネイティブなアプリケーションで実行可能なことを、Webアプリで実現できるよう支援する重要な2つの特徴がある。
第1は、プログラマーがコンピュータのカメラやマイクを利用できるようにする「getUserMedia」インターフェースのサポートだ。これは、ビデオ会議や音声チャットを使うWebアプリを開発したり、新しいオンラインサービスへの入会時にプロフィール写真用のスナップを撮影する機能を提供したりする場合に有用だろう。
第2は、「Gamepadインターフェース」のサポートだ。これによりプログラマーは、ビデオゲームコントローラで操作するウェブベースのゲームを記述できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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