EverGearは、メモや写真をEvernoteに簡単に保存できる高機能な記録専用アプリだ。Evernoteの中身を見ることはできないが、メモの保存と送信に特化している分、起動が速く動作が軽い。EverGearが類似のアプリと異なるのは、写真のレイアウトに非常に気を遣っている点だ。複数の写真が1枚のノートに綺麗に並べて保存されるので、ちょっとしたアルバムとしてEvernoteを使うこともできる。
EverGearを起動すると、4つのタブが表示されている。このタブの色を始めとして、ユーザーインターフェースのデザインがおしゃれな雰囲気で整理されているのは、ポイントが高い。特に、ライフログツールとして使う場合、使用頻度は必然的に高くなる。使っていて気持ちのいいデザインは大歓迎だ。テキストを主体としたメモを作成する場合は、「+」ボタンをタップし、写真を主体としたメモを作成する場合はカメラボタンをタップすると、素早く目的のメモを作成できる。
作成したメモは、いったん「下書き」に保存される(自動保存)。メモの1行目はEvernoteのノートタイトルになり、2行目以降は本文となる。下書きをEvernoteに送信すると、下書きの送信中は「送信」タブに、送信後は「履歴」タブにメモが移動する。通信環境のあまりよくない場所で送信してしまったとしても、メモがきちんと送信されたのかを確認しやすいので助かる。もちろん、送信先のノートブックとタグも指定できる。
「ひな形」からメモを作成することも可能だ。日記やチェックリストなど、よく使う形式をあらかじめひな形として登録しておけば、毎回ゼロから作成し直す手間が省ける。ひな形には、ノートブックやタグも指定しておくことができる。下書きタブが表示された状態で、ひな形タブの右に表示される「←」をタップすると、保存されているひな形の一覧がポップアップ表示されるので、目的のひな形を選択すると、簡単に下書きが作成できる。
設定画面では、保存する写真のサイズやカメラロールへの保存の有無、日時の書式、位置情報の利用の有無などを設定できる。ライフログとして使うなら、やはり位置情報の利用はオンにしておくと便利だろう。仕事では、たとえば営業先の写真と位置情報に進捗や実績などのメモを残しておけば、立派な日報となる。出張中には、レシートと購入したものの写真をすぐに撮っておけば、何に使ったのかが一目瞭然となり、経費精算の際にも記憶を簡単にたぐり寄せることができる。慣れれば片手のみで操作もできそうだ。日常的に記録を取るのが楽しくなるだろう。
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