AOLは米国時間6月29日午前、同社事業に対する2つの大がかりな変更を発表した。
まずは、同社最高財務責任者(CFO)であるArtie Minson Jr.氏を最高執行責任者(COO)に昇格させる。Minson氏は新たな任務を受けて、AOLが「成長の促進と収益性の改善」を重視した事業再編の一環として新たに設立した3つの部門を担当する。
AOLによると、同社事業はこれで、明確に分かれた3つの事業グループ「AOL Membership」「Content Brands」「Advertising.com」に編成されることになる。これらの3つの事業部門は、いずれもMinson氏の直属となる。4番目の事業グループは、セールス、技術、通信、ブランドマーケティング、その他のサポート分野で構成され、こちらはAOLの最高経営責任者(CEO)であるTim Armstrong氏の直属となる。
AOLのMembershipグループは、同社がこれまで手掛けてきたAOLウェブサービスへのアクセスや「AOL Mail」、「AOL.com」といった製品を担当する。Content Brandsグループには、「The Huffington Post」や「TechCrunch」といった同社が現在保有するコンテンツブランドが含まれる。予想される通り、Advertising.comグループは、企業間(BtoB)サービスと広告事業にフォーカスする。
AOLの再編は、長期にわたり不振である同社事業を改善するために着手された最近の動きにすぎない。同社は今週、最大4億ドルの自社株式をダッチオークションで買い戻すことを明らかにした。現在の株主は8月2日まで、この売却に参加できる。
AOLは、同社が現在、再編に関連する「収益性に関する詳細情報」の作成に取り組んでいるところであり、株主に対して年内にその集計データを提示すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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