Appleは「iOS」版の「iTunes」からポッドキャスト機能をスピンアウトする計画を進めているとうわさされていたが、これはどうやら正しかったようだ。
Appleは米国時間6月26日、ポッドキャストに特化した単独アプリをひっそりとリリースした。これは、音声や動画のポッドキャストを購読し視聴するために設計された専用のソフトウェアだ。
ポッドキャストは事前に録音された音声による多様なジャンルの番組で、ユーザーはこれを購読したり、ダウンロードしてオフラインで視聴したりできる。Appleは2005年半ばにポッドキャストの時流に乗ったが、当時バージョン4.9だったiTunesに「ユーザーが発見、購読、管理、視聴するために必要なあらゆる機能を組み込むことによって(ポッドキャストを)主流に」する、と約束していた。
AllThingsDの6月15日付の記事では、Appleがまさにそうした単独アプリに取り組んでいると伝えていたが、リリース時期は不明だった。
このアプリの特徴には、ポッドキャストを購読する方法も含まれる。これは、以前からデスクトップ版iTunesの機能だったが、iOS版iTunesのポッドキャスト機能には搭載されていなかった。このソフトウェアはまた、オープンリールデッキに似せたデザインのカスタムプレーヤーも搭載し、Appleの通常の組み込み型オーディオビジュアルプレーヤーとは異なる特別な操作ボタンを備える。他の機能には、設定した時間が過ぎるとアプリを止めるスリープタイマーや、組み込み型の共有ツールなどがある。
現行バージョンのiOS版iTunesにはポッドキャストのセクションが残されているが、情報源の開発者によると、6月25日に開発者向けにリリースされた「iOS 6」の最新ベータ版ではこの機能がiTunesからなくなっているという。Appleは、iOS 6の最終版を2012年秋にリリースする予定だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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