英国の競争規制当局は、写真アップロード市場の独占を危惧し、Facebookによる10億ドル規模のInstagram買収について調査する意向を示している。The Guardianが現地時間6月22日の記事で報じた。
英公正取引庁(OFT)は、FacebookがInstagramから他サイトへの写真のアップロードを停止したり、他のアプリケーションからFacebookに写真をアップロードする機能を制限したりするのではないかと危ぶんでいる。
Facebookは米CNETからの問い合わせに対し、OFTに協力していると語ったが、詳細は明らかにしなかった。
Facebookの広報担当者はCNETにあてた電子メールの中で、「引き続きOFTと密に協力し、生じる疑問には答えていきたい」と語っている。
OFTは、この件に関する利害関係者の意見を7月5日まで募集している。ただ、OFTがこの買収に対して管轄権を有するのかどうかの判断はまだ定まっていない。自ら調査するか、あるいは英競争委員会に付託するかの判断は8月23日までに下される。The Guardianによると、合併によって年間売上高7000万ポンドを超える企業が生まれる場合や、新たに誕生もしくは増大する市場シェアが25%を超える場合には、OFTが調査を行うことができるという。英国におけるFacebookの売り上げがそこまで達しているのかは不明だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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