Microsoftによる「Windows Phone 8」の一大発表イベントが終了したばかりだが、筆者は同ソフトウェアで宣伝されている新スタート画面のルック&フィールを実際に手に取って調べてみることができた。その画面は面白くてスピーディで、これまでよりも大きくなっているが、不思議なことに、よく見慣れた感じのするものだった。
MicrosoftのWindows Phone担当シニアプロダクトマネージャーであるGreg Sullivan氏は、親切にもNokiaの「Lumia 900」上で動作するWindows Phone 8のホーム画面(または、Microsoft用語でいう「スタート画面」)のデモを見せてくれた。はっきりさせておくが、そのスマートフォンはトップシークレットの「Windows Phone 7.5」ベータビルドを実際には使用していた。Sullivan氏はがっかりすると思うが、筆者は間違いなく確認した。
実際、Sullivan氏は、このソフトウェアバージョンでは新たなスタート画面機能が有効になっており、次期アップデートとして提供されるWindows Phone 7.8には同機能が含まれる予定だと認めている。だが、ユーザーはなぜ斬新なインターフェースを求めるのだろうか。Windows Phone 7.5と同じ(ということは、Windows Phone 7.xで同じ)ホーム画面が表示されるのを目にしてみると、そうした問いは筆者にも理解できる。
だが、もう少し眺めてみると、表示が大きくなっており、基本的に「Live Tiles」(アプリケーションアイコンとウィジェットの中間のようなもの)の数がディスプレイの幅に合わせて増えていることに気付くだろう。
新たに小さいサイズのLive Tileもある。これでスタート画面に設定できるアプリの数を効果的に増やすこともできる。ただし、アップデートされたホーム画面にはタイルの大きさを選択できる機能も加わっているので、タイルの大きさを決めるのはユーザー次第になっている。サイズは小、中、大の選択肢がある。
正直なところ、筆者が目にしたユーザーインターフェースは、サムスンの「TouchWiz UI」と、やはりサイズ変更が可能な「Live Panel」タイルを彷彿とさせるものであった。筆者が思うに、指先とタッチスクリーンの組み合わせでは、自ずと操作の方法も限られてくるということだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」