Googleの株主総会で米国時間6月21日、同社初の株式分割を行うことが議決された。共同創設者であるLarry Page氏とSergey Brin氏が明白な経営権を維持することになる、異例の取り決めだ。
Associated Pressの報道によると、Googleは年次株主総会で行われた採決の正確な議決数を公表せず、株式分割の計画が過半数の支持を得たとだけ述べた。この計画は10月までに実行されることはないとみられる。同社はまず株式分割を巡る訴訟問題を解決したい意向だからだ。
Googleは株式分割することを2012年3月に発表。議決権のない新たな種類株式を発行する計画だ。既存株主は、現在の保有株1株に対して、この新しい「Class C」株式1株を新たに受け取ることになる。しかし、従業員や買収した企業に今後与えられる株式は、議決権のない株式になる。
Associated Pressはまた、Page氏が声が出ないことを理由に株主総会に出席しなかったことも報じた。同じ理由で、同氏は来週サンフランシスコで開催される開発者カンファレンスのGoogle I/Oでもスピーチを行わない予定だ。Googleはこの会議でAndroid OSの変更について発表するとみられている。Page氏は、7月に開催される同社の第2四半期決算に関する電話会議も欠席する見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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