Appleがオーストラリアの顧客に対して「新しいiPad」を4Gに対応するかのように広告し、誤解を招いたとして、同国の判事が225万ドルの罰金を命じた。
新しいiPadについて4G対応だと誤解させる説明を行い、オーストラリアの消費者法に違反したとして、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は3月にAppleを提訴した。今回の決着は、Appleが2週間前に提案した和解が認められたものだ。新しいiPadには「Wi-Fi + 4G」との表記があったが、オーストラリアには同デバイスで利用できる4Gネットワークがない。
第3世代のiPadは、Wi-Fiモデルと、Wi-Fiだけでなくモバイル通信ネットワークも利用できるモデルの2種類が提供されている。米国とその他一部の地域には、4G LTE標準の高速通信に対応したワイヤレスネットワークがある。4Gサービスが提供されていない地域では、iPadは速度の落ちる3Gを利用する。
オーストラリアでは4G LTEサービスに1800MHz帯を利用しているが、新しいiPadの4G LTEでは700MHz帯もしくは2100MHz帯が必要になる。オーストラリアのApple Storeは4G対応モデルに標準的なネーミングを使用しているが、4Gネットワークを利用できるのは国外のみという説明が細かい文字で書かれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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