Amazonの米国外のユーザーも近いうちに同社のアプリにアクセスできるようになる。このことは、「Kindle Fire」が国際的に展開されることを示唆している。
Amazonが米国時間6月20日に発表したところによると、2012年夏に始まる国際的な配布に対応させたいアプリを開発者はすでに提出できるようになっているという。Amazonが米国外で展開するのは英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインだが、プレスリリースによると、同社は「近い将来、よりグローバルに展開する計画」だという。
プレスリリースには、RovioやEAなど、さまざまな企業からの賛辞も掲載されている。それには、米国の「Amazon Appstore」やKindle Fireユーザーの間での自社アプリの成功や、国際市場への展開に対する期待についてのコメントが含まれる。
「Angry Birds」の開発元であるRovioで最高マーケティング責任者(CMO)を務めるPeter Vesterbacka氏は、「われわれは、米国のAmazon Appstoreがローンチされて以来、同アプリストアと強固な関係を築き上げてきたことを嬉しく思っている。われわれのタイトルは、Kindle Fireで巨大な成功を収めている」と述べ、「国際的にファンを擁する強固なグローバルブランドとして、Amazonの世界の顧客にリーチできることにわくわくしている」としている。
今回の発表とともに、開発者と対象とするAmazonのアプリ配布条件にも変更が加えられた。それにより、開発者はアプリをローンチする時期をより柔軟に決められるようになった。アプリが売れるたびに、表示価格の70%が開発者に支払われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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