Mozillaの「Product Design Strategy」チームから米国時間6月17日に届いた動画プレゼンテーションによると、Mozillaは「Junior」と呼ばれる新しいモバイルブラウザを開発しているという。同社はプレゼンテーションの導入ページで、Juniorは「ブラウジングをより楽しくし、人間工学を追求した『iPad』用ブラウザで、ユーザーのブラウザ体験を徹底的に考え直したもの」と述べている。
FirefoxのプロダクトデザイナーであるAlex Limi氏は、iPadの「Safari」は「残念な体験」として、「われわれは、まったく新しいことをやりたかった。新しいフォームファクタに向けて、ブラウザをどのように改革できるか研究したかった」と述べた。
「われわれのレンダリングエンジンを持ち込むことはできないが、iOSに参入する理由はたくさんある」とLimi氏は述べた。
チームはデモンストレーションの中で、プロトタイプのブラウザはiPadの画面全体に表示され、ツールバーがなくなって「雑誌の感覚」に近づいたと説明している。チームは制御をジェスチャーベースにするというアイデアで取り組んでいたが、最終的には2つのボタンを追加することに決め、画面の両サイドに1つずつ配置した。左側のボタンは前に戻るボタンとして機能し、右側は「+」ボタンで、最近アクセスしたページのリストや検索画面を表示できる。
新ブラウザが一般に公開される時期については、プレゼンテーションの中でも明かされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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