NECは6月18日、Androidタブレット「LifeTouch L」を発表した。個人向けモデルは7月5日に発売し、法人向けは6月18日より販売を開始、出荷時期は7月下旬を予定する。
LifeTouch Lは、10.1型ワイドのLED IPS液晶(1280×800ドット)を搭載し、厚さ7.99mmという薄さを実現した。重量は約540gで、アルミの素材感を生かした高級感のあるマットなデザインを特長とする。Android 4.0を搭載し、プロセッサはTexas InsturumentsのOMAP 4460HS(デュアルコア1.5GHz)。
バッテリ駆動時間は、ウェブ閲覧時で最長約13時間、動画再生時で最長約10時間。カメラは、インカメラが1.2M、アウトカメラが5M(オートフォーカス)、加速度センサやGPSなどを搭載する。カードスロットはmicro SD/micro SDHC。個人向けには32Gバイト「上位モデル(TLX5W/1A)」と16Gバイトの「標準モデル(TLX0W/1A)」をラインアップする。法人向けは内蔵メモリ16Gバイトの1モデルのみで、セキュリティ機能を搭載する。
LifeTouch L個人向けモデルのメインターゲットは、よいものを安心して使いたいマジョリティ層だ。「買って、開けたら迷わずに使えるタブレット」をコンセプトとし、「女性」「シニア」「ビジネスマン(学生)」など利用シーンに合わせたアプリとして最大約50種類をプリインストールする。
アプリは、電子辞書やクーポンアプリやゲームなどの趣味・実用、ウイルスバスターや子ども向けのフィルタリングアプリといったセキュリティ関連、動画やインターネットなどがラインアップする。
市場想定価格は、32Gバイトメモリを搭載し、目的別や利用シーンからアプリを探せる「ナビゲーションアプリ」など約50のアプリを搭載した上位モデルが5万円前後。16Gバイトメモリを搭載し、約25のアプリを搭載した標準モデルが4万5000円前後。
なお、LaVie Lで“L”を付けた由来は、「luxury、luminousから意味合いとしてとったもの。あまり深い意味はない。(画面が)大きいからということではない」という。
NECでは、2012年はタブレットが飛躍する年と見る。今回、NECとしては初となる個人向けのタブレットを発表した。これまで展開してきた法人向けのラインアップとあわせ、さらにはグローバル市場にも展開することで、2013年度に累計100万台突破を目指すとしている。
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