Appleは米国時間6月11日、サンフランシスコで開催されているWorldwide Developers Conference(WWDC)において、新型「iPad」への搭載をはじめとする「Siri」のアップグレードを発表した。
パーソナルアシスタント機能のSiriは、反応がよくなり、「OpenTable」のレストラン予約サービス、「Rotten Tomatoes」の映画情報、「Yelp」のローカルレビュー、スポーツのデータなど、利用できるサービスや情報が増える。さらに、アプリケーションの起動と「Facebook」や「Twitter」のアップデートが可能になり、話せる言語も増える。
Appleによると、Siriは15カ国での利用に最適化されているという。英語、フランス語、ドイツ語、日本語に加えて、スペイン語、イタリア語、韓国語、標準中国語、広東語でも会話できるようになった。
Appleはまた、自動車メーカーと協力してSiriを車に組み込み、「Eyes Free」という機能によって、自動車のハンドルにあるボタンを使ってSiriを起動できるようにしようとしている。この機能を搭載した自動車は、BMW、General Motors、トヨタ自動車、Mercedes-Benz、本田技研工業、Audiなど自動車メーカー数社から、今後1年以内に登場する予定だ。
Siriは2011年10月、「iPhone 4S」と同時にベータ版として登場した。iPhone 4Sの「S」はSiriのことだった。iPhone 4Sの内蔵マイクを使ってユーザーの命令を受けとり、iPhone 4S上で実行する。ウェブの検索、リマインダーの設定、株価の確認などが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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