先に引用したPogue氏の修正後の記事では、AppleがMac Proのアップデートについてのみ公式に発表していることがはっきりするように、The New York TimesまたはPogue氏本人が最後の文の意味を明確化している。Forbesは、Pogue氏の修正前の記事を取り上げて、「Apple、新Mac Proと新iMacの2013年発表を確認」という見出しの記事を掲載していたが、その後、「Apple、Mac Proの新モデルおよび新デザインを準備、2013年に発表予定(修正版)」という記事に改訂した。
Forbesは「Appleは、2013年のデスクトップ製品のアップデートはMac Proのみが対象であり、iMacは含まないという内容に訂正した」という訂正文も掲載している。
このように事実がはっきりする中で、新しいiMacについての具体的な情報はない。また筆者は、新しいMac miniについてのうわさは何も耳にしていない。
Appleは、iMacラインのCPUを2006年に「PowerPC G5」チップから切り替えて以来、毎年Intelの最新CPUでアップデートしてきた。過去数年の発表日は、2009年10月20日、2010年7月27日、2011年5月3日と一貫性はない。しかしIntelのIvy Bridgeが現在iMacに搭載されている「Sandy Bridge」と同じマザーボードソケットを使っていることを考えると(デスクトップではLGA1155、モバイルチップにはSocket G2というソケットを使っている)、アップデートを妨げる障壁は低い。
さらに、2012年秋には「Windows 8」とさまざまなWindowsオールインワンマシンが発売予定であることを考えると、Ivy Bridgeへの切り替えが非常に簡単に行えるのにアップデートしないのは、競争という面から見てあまり意味がないだろう。
別の言い方をすれば、現行モデルと同じデザインでIvy BridgeとUSB 3.0ポートを搭載した新しいiMacが、2012年夏の後半か、秋の初めに登場する、というのが筆者の予想だ。Retina Displayを搭載するかどうかは分からない。Windows用の競合製品が登場するまでの2年間、Appleは独占契約を提示することで、27インチのオールインワンマシンを唯一提供していた。そうした取引を再度行うことが、さらに高解像度のiMacディスプレイから利益を上げる唯一の方法かもしれない。そのように働きかけるのはAppleにしかできないことだが、筆者はIvy Bridgeへのアップデートの方を確信している。
Appleは、Mac miniでCPUを1世代飛ばすことをためらってこなかった。当面、この分野でのニュースはそれほどないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する