Appleの初代「Macintosh」開発チームのメンバーで現在はGoogleに勤務するAndy Hertzfeld氏が、「Mac Pro」について元勤務先であるAppleを批判した。
Hertzfeld氏は自身のGoogle+プロフィールに、「WWDCで米国時間6月11日に発表された次世代『MacBook Pro』は素晴らしく見える」と記した。「わたしも早速1台注文し、早く使い始めたくて待ちきれない思いだ。残念ながら、その高揚感は、11日にひっそりと発表されたMac Proに対する貧弱で不十分なアップデートに対する深い失望感によってかき消された」(Hertzfeld氏)
Appleは11日、刷新された「MacBook Air」、アップデートされたMacBook Pro、そして次世代MacBook Proを発表した。しかし同社は、ハイエンドデスクトップPCであるMac Proのアップデートについては何も触れなかった。
基調講演後、AppleのウェブサイトのMac Proのページには「New」と記されていた。しかし、購入を検討する顧客がアップデートされた仕様を確認すると、変更点はプロセッサがIntelの「Xeon」になっている点だけであった。
「『New』と記されたMac Proの仕様は、プロセッサクロックがわずかに上がったという取るに足りない変更点を除き、ほとんど変更されていない」とHertzfeld氏は記した。「『Thunderbolt』はまだ搭載されず、USB 3.0やSATA IIIにもまだ対応せず、RAM速度の改良もない。2010年で時間が止まっているかのようだ。唯一まだハイエンドと言えるのは、その膨れ上がった価格だけだ」(Hertzfeld氏)
AppleのMac Proの価格は、顧客が選択するモデルによって2499〜3799ドルである。アップグレードが追加されれば、その価格がさらに高くなる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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