アップデートされた「MacBook Air」は外見こそ新しく見えないが、その内側となると話は別だ。
最も大きな変化は、アップグレードされたグラフィックスシリコン(Appleによると「グラフィックスが最大で60%高速化」したという)を誇るIntelの新しい22ナノメートルプロセッサ「Ivy Bridge」だ。しかし、分解を行ったiFixitによると、ほかにも細かい変更点がいくつかあるという。
Intelの新しいエンジン:iFixitは1.8GHzの「Core i5-3427U」チップを発見した。同チップは動作周波数を2.8GHzまで高速化できる「Turbo Boost」が採用されているほか、Intelの「HD 4000」グラフィックスも搭載されている。もちろん、Core i5はIntelの最も電力効率に優れた製品で、使用する電力はわずか17Wだ。また、「Thunderbolt」コントローラチップなど、Intelのシリコンはほかにも搭載されている。
ソリッドステートドライブ(SSD):iFixitが見つけたSSDは東芝製だった。新たな要素としては、SandForceコントローラが搭載されている。これは、このSSDがアップグレードされたものである可能性を示している。なぜなら、高品質なコントローラチップ(例えば、SandForce製のもの)はその性能と耐久性を高めることができるからだ。
高速化されたメモリ:新しいMacBook Airには、1600MHzのDDR3Lオンボードメモリが搭載されている。分解したモデルでは、メモリの製造元はHynixだった。
静音性が増した非対称ファン:これもAppleが宣伝している新機能だ。Jonathan Ive氏によると、「ほとんどのファンは、ブレードが対称に配置されており、それが単一の識別可能な周波数を生み出している。われわれはブレードを非対称に配置して、さまざまな周波数で音が広がるようにした。そうすることで比較的静かになる」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」