あなたが書く履歴書には1つの目的がある。雇い主になる可能性のある会社に、自分がその求人にもっとも適した人間であると伝えることだ。ところが、明確なメッセージであるべきものの妨げになる可能性のある間違いが、あまりにも多くある。この記事では、履歴書の中で犯しやすい10の間違いを紹介する。
これは、求職者にはもっともわかりにくい概念の1つかもしれないが、履歴書は自分のために作るものではない。履歴書を作り、書式を整え、整理するのは、あなたが募集している仕事に適しているかどうかを、人事担当者が判断しやすくするためだ。応募する仕事に応じて、自分の履歴書を整えることは大切だ。誓ってもいいが、あなたがその仕事に合っているかどうかを確認するために、履歴書を詳しく調べる人事担当者などいない。履歴書を読めば、そのことがはっきり分かるようにしなくてはならない。
例えば、プロジェクトマネージャーの職に応募しているのであれば、そのために履歴書の書式を機能別の形式に変更してでも、自分がプロジェクト管理に長けていることを示す経験や成果を強調すべきだ。仮に自分の職歴の多くが技術サポートであれば、その経験はその仕事にぴったり当てはまるものではないので、日々の細かいことを書き連ねるべきではない。その代わり、リーダーシップや創意工夫、組織をまとめるスキルを発揮した事柄を強調するべきだ。
人事担当役員の、履歴書のミスに対する目は厳しい。working.comで最近行われた調査では、人事担当役員の4人に1人は、誤字脱字を見つけた場合、その履歴書をごみ箱に捨てるという。しかし、どんなに注意深い人でも誤字脱字の1つや2つはする可能性がある。以下では、ミスのない履歴書を作成するためのヒントをいくつか紹介する。
適切な履歴書の長さがどのくらいかについては、さまざまな意見がある。多くの人は1ページにまとめるべきだという意見だが、特に目的とする事柄に関して10年以上の経験を持っているか、技術的な知識を列挙してそれらの知識があることを示すのに必要な場合は、2ページまでは許されるという人も多い。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」