「~を支援した」「~に対応した」「~を扱った」といった抽象的な動詞は絶対に避けるべきだ。これらの言い回しは、ほとんどどんな意味もない場合がある。それらの表現が使いたくなったら、自分に「どのように」そうしたかを問いかけてみるといいだろう。どのように支援したのか。実際には何をしたのか。また、「構築した」「組織した」「決定した」「確立した」「実行した」などのより力強い言葉を使うことを心がけるべきだ。
同様に、なんらかの仕事を「手際よく完了した」、または「優れた社交スキル」を持っているなどという表現をしてしまいがちだ。しかし、確かな証拠でそれらの表現を裏付けない限り、自分についてよく言っているということにしかならない。従って、なぜその仕事の手際がよかったと言えるのかを説明すべきだ。時間的制約がある中で、予算内で収めたのか。社交スキルが優れていることを示す証拠はあるのか。何らかの形で、優れていると周囲に認められているのか。他のスタッフよりも多くのエンドユーザーを割り当てられていたのか。説明に詳しい情報があれば助けになるだろう。
これは、履歴書全体に華麗なフォントを使って書式を整えることで目立たせるべきだと言っているわけではない。あなたは技術のプロフェッショナルであることから、未来の雇用主はおそらく、もう少し高度なことを期待しているはずだ。このためには、次のようなことを考えてみてほしい。
意志決定を行う人は、履歴書の内容が正しいかを確認するために、しばしば背景調査やオンラインでの調べものを行う。そして、それによってあなたが心底恥ずかしいと思うようなことが見つかってしまう場合も時々ある。米Yahooの前最高経営責任者(CEO)Scott Thompson氏は、厳しい方法で教訓を学んだ。少なくとも、ない学歴を申告してはいけない。しかし、自分の経験を誇張することについても注意する必要がある。面接でいくつか狙いすました質問をすれば、うそはばれてしまう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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