LinkedInがユーザーに通知することなくユーザーデータを送信していたことが明らかになった翌日、同社はその行為を中止すると述べた。
モバイルセキュリティ研究家Yair Amit氏とAdi Sharabani氏は、ユーザーが「iOS」版LinkedInアプリでカレンダーのオプトイン機能をいったん有効にすると、パスワードや会議メモといったユーザーのカレンダー入力情報がLinkedInサーバに自動的に送信されることを発見した。ユーザーに開示されていないこうしたデータ送信は、ユーザーから明示的な許可を得ずにユーザーのデータを収集および送信することを禁じるAppleのプライバシーガイドラインに違反する可能性がある。
LinkedInの関係者は米国時間6月5日夜、同社は「会議データからの情報を使用して、ユーザーが会う人物のLinkedInプロフィール情報を照会し、その人物についてより多くの情報を得られるようにする」と説明した。
しかし同社は6日、この行為を中止するようにアプリを変更すると発表した。
同社のモバイルプロダクト部門を率いるJoff Redfern氏は6日、「今後はカレンダーイベントの会議メモセクションからのデータを送信しない」とブログに記した。同氏は、「Android」アプリはすでに更新済みであり、iOSアプリはAppleの承認を得るために提出済みだと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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