うわさは事実だったようだ。Googleがウェブインスタントメッセージング(IM)企業のMeeboを買収した。
Meeboは米国時間6月4日付けのブログ投稿で、同買収について次のように発表した。
われわれは、MeeboがGoogleによる買収について合意したことを発表でき、光栄に思う。
7年以上にわたってわれわれは、パブリッシャーがユーザーとの間により深い関係を見出し、自サイトをよりソーシャルで魅力的なものにできるよう支援してきた。Googleとともに、一層気を引き締めて、ユーザーやウェブサイト所有者の両者を支援する、さらに広範で優れた方法に着手しようとわれわれは大いに奮起している。
これまでの「Meebo」の構築は非常に楽しく、われわれの旅路における次の道程を開始できることをとてもうれしく思っている。
われわれの旅路に付き沿ってくれる皆さんに感謝する。
Meeboチーム
買収条件、特にGoogleがいくら支払ったかは公表されておらず、Googleの広報担当者は買収に関するそのような条件についてコメントすることを避けた。Googleは声明で、Meeboチームは同社の「Google+」プロジェクトに従事する予定だと述べた。
われわれは常に、ユーザーが実生活と同じように、コンテンツを共有し、ウェブ全体にわたる他のユーザーとつながるためのより良い方法を探し求めている。ソーシャルパブリッシャーツールに関する専門技術を有するMeeboチームは、Google+チームにまさにぴったりであるとわれわれは考えている。買収が完了し、ユーザーがオンラインで互いに関わり合うためのさらなる方法をMeeboチームとともに構築することを楽しみにしている。
Googleが同社の買収に向けて交渉中であると最初に報じたのは、All Things Dの2012年5月の記事で、買収金額は約1億ドルとされていた。
Meeboは2005年、ウェブベースのIMクライアントである「Meebo」をリリースし、ユーザーが自分のブラウザで、1度に複数のIMネットワークにログインできるようにした。そのような機能は当時、スタンドアロンのソフトウェアアプリケーションに限られたものだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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