Electronic Entertainment Expo(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)、通称E3が今年も米国ロサンゼルスにて現地時間の6月5日~6月7日まで行われる。
E3は世界最大規模のコンピューターゲーム見本市。例年ゲームハードやソフトで大きな発表が行われることもあって、注目を集めている。
昨年は任天堂がWiiの後継機となるWii Uを発表したほか、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、当時NGPとしていた携帯型ゲーム機「PS Vita」の名称や価格を発表。マイクロソフトはXbox 360と「Bing」 の音声検索の連携や多数の新作タイトルを発表した。
ゲームプラットフォームメーカーの今年のプレスカンファレンスは、マイクロソフトが6月4日の9時30分(日本時間では6月5日午前1時30分)、SCEは6月4日18時(日本時間6月5日の午前10時)、 任天堂は6月5日の9時(日本時間の6月6日午前1時)から、それぞれ予定されている。
なお、日本時間の6月5日午前1時30分より開始される米国GameSpotによるE3ライブ配信を、CNET JapanならびにGameSpot Japanでも同時配信する。英語放送のみとなるが、興味のある方はご覧いただきたい。
昨年Wii Uの発表で注目を集めた任天堂。今年のE3はWii Uに関する詳細が発表されるとあって、現地でも大きな話題となっていた。そしてカンファレンスに先立ち、「Nintendo Direct Pre E3 2012」と題したネット放送を配信し、代表取締役社長の岩田聡氏自らWii Uの概要やコンセプトなどについて説明。ソーシャルウィンドウを通して世界中のリビングルームをつなげるマシンをコンセプトに、Wii Uで新たに提供されるコミュニティサービス「Miiverse」を提供。このMiiverseはウェブサービスとして用意されるもので、将来的にはWii Uだけでなく、3DSのインターネットブラウザや、スマートフォン、PCのウェブブラウザなどからもアクセス可能な状態にする予定とのこと。ほかにも、コントローラーである「Wii U GamePad」について、昨年のE3発表時から改良が加えられたほか、通常のゲームパッド「Wii U PROコントローラー」も発売予定としている。
プレスカンファレンスでは、Wii Uでどのようなゲームが楽しめるかを具体的に紹介するとしている。また、このカンファレンスではWii Uを集中して紹介するとし、ニンテンドー3DSに関する情報は別の機会で紹介を予定しているとのこと。日本では任天堂公式サイトにてプレゼンテーションの模様をライブ配信。Ustreamやニコニコ生放送でも配信予定としている。
ソニー・コンピュータエンタテインメントはカンファレンスの模様を米国の特設サイトにて配信予定。PS Vita向けのタイトルを中心にアピールしていくと思われる。なお、1月にラスベガスで行われた「2012 International CES」で、このE3で新しいゲームコンソールを発表する予定はないとSCE会長(現在のソニー社長兼CEO)の平井一夫氏は述べていた。。
マイクロソフトのカンファレンスはXbox Live上で中継を配信するほか、日本ではニコニコ生放送にて配信を予定。世界では累計で1000万台以上販売されているKinect向けのタイトルをアピールすると思われる。事前報道のなかには、Kinect機能対応のInternet Explorerをテスト中との話題や、「AirPlay」似のXbox 360向けアプリをお披露目する準備があると報じられている。
ソフトメーカーでは、エレクトロニックアーツが、6月4日の13時(日本時間の6月5日午前5時)からE3特設ページにて、ユービーアイソフトがYouTubeのE3特設チャンネルにて、6月4日15時(日本時間の6月5日午前7時)から、それぞれ映像配信を予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」