欧州電気通信標準化機構(ETSI)は現地時間6月1日、「nano-SIM」技術の標準化で委員会が合意に達したと発表した。ただし、1つ問題がある。それは、どの技術が選ばれたのか明らかにされていないことだ。
ETSIのスマートカードプラットフォーム技術委員会が合意に達したSIMカードの新しいフォームファクタは「第4のフォームファクタ」と呼ばれているが、nano-SIMという名前の方がよく知られている。同フォームファクタは、現時点で最も小型のSIMカードよりさらに40%小さくなり、既存のSIMカードとの後方互換性を持つことになる。
nano-SIMは、Appleが自社の技術を標準規格にしようと、Nokia、Research In Motion、Motorola Mobilityの3社と対抗することを決めた数カ月前から論争の的となっていた。Appleの技術と他の3社の技術のどちらを標準規格にするかを決める投票は、当初3月に開催される予定だったが、ETSIは「業界の幅広い同意」を得られるようにするため決定を延期していた。
米CNETは、今回の投票に関してApple、RIM、Nokia、ETSIにコメントを求めているが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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