Amazonは明確な脅威をまだ抱いていないかもしれないが、Googleはオンライン販売業者との間に緊密な取引関係を築き、製品に関する検索機能を改善することで、精彩を欠く同社のオンラインショッピングビジネスのてこ入れに再挑戦している。
Googleは米国時間5月31日、精細を欠く従来の「Google Product Search」サービスを「Google Shopping」と改称した新しい取り組みを発表した。基本ルールも次のように変更する。
Googleは最終的に、消費者が使いやすく、多くのビジネスが販売業者に流れ込むようなフォーマットを目指している。
同社のプロダクトマネジメントのバイスプレジデントを務めるSameer Samat氏はブログで、「われわれは本日、今後のショッピング体験を改善する新しい取り組みを発表する。購入者(顧客)は、製品の検索や他の製品との比較、特長と価格のチェックを簡単に行え、販売業者に直接アクセスして購入できる」と記している。
Googleは、業者にリスティングの支払いを求めることが、正確な価格、特価、製品在庫などの「品質の高いデータ」につながることを期待している。この新しい方式への移行は、2012年秋までに完了するものとみられている。
同社は、顧客が有料ユーザーになるのと引き換えに、いくつかのインセンティブを販売業者に提供する。これには、製品リスティング広告合計の10%に対する月次クレジットと、製品リスティング広告に向けた100ドルのAdWordsクレジットが含まれる。AdWordsはGoogleの広告サービスである。
同社はまた、販売業者が「Google Trusted Stores」バッジを利用することも期待している。このバッジは、販売業者が製品やサービスに関する詳細を提供することで受け取れる。このバッジを取得したショップは、Googleからの特典で、購入者ごとに1000ドルの永久購入補償を付けられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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