国内最大級のワイヤレス&モバイル技術とソリューションの展示会「ワイヤレスジャパン2012」が5月30日~6月1日まで東京ビッグサイトで開催中だ。2012年は180社が出展しており、展示会場内には、スマートフォンとタブレット端末向けのサービスや技術が集まるブースが設けられている。
NTTドコモのブースでは、透過ディスプレイの両面にタッチパネルを搭載した端末や、タブレット端末を使って、会話中に話題になったものを映像化したり、離れた場所にいる相手とバーチャル旅行などを体感できる「3Dライブコミュニケーションシステム」を展示。
KDDIブースでは、「ビデオパス」や「うたパス」といった新サービスを展示している。そのほか、かざすだけで大容量コンテンツを簡単に再生する「NFC×Wi-Fi連携システム」や、異なる複数の無線を束ねて、より高速で安定した通信を実現する「リンクアグリゲーション無線技術」などの新技術が紹介されている。
インターネットイニシアティブ(IIJ)のブースでは、7月1日に開始予定の、iPadを活用したクラウド型の低価格POS(販売時点情報管理)サービス「IIJ Smart POSサービス」を展示。自動販売機などに併設されたデジタルサイネージに、災害情報や独自コンテンツを配信するための配信基盤を提供する「災害情報連動型コンテンツ配信ソリューション」も展示されていた。
NECブースでは、学校や公園、繁華街など、さまざまな場所に設置したモニタリングポストで測定した放射線データを確認できる「CONNEXIVE 放射線測定ソリューション」を展示。測定したデータはPCやスマートフォンから閲覧でき、地図上のマッピング表示や時系列での参照もできる。
さらに、スマートフォンなどのカメラを通して、食品や自動車などの画像を形状などの特徴から高精度に分類し、その対象物の付加情報や広告配信を可能にする画像認識サービス「GAZIRU」も展示されていた。
ルート案内サービス「NAVITIME」のブースでは、複数の社用車を保有する法人向けの動態管理ソリューションを展示。登録された訪問先を選択して効率的な巡回ルートを検索できるほか、配車計画を作成して各作業者のスマートフォンへ一括送信できる。さらに、各作業者のスマートフォンから通知された車両の現在地の情報や、行動実績を管理者側で簡単に確認できるという。
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