イスラエルのビジネスニュースサイトCalcalistによると、ソーシャルネットワーク大手Facebookが顔認識技術を開発するイスラエルの新興企業Face.comの買収に向けて交渉中であるという。
Facebookは8000万ドルから1億ドルの買収金額を提示しているようだとNewsgeekの記事には記されている。
米CNETはFacebookにコメントを求めているが、回答は得られていない。
Face.comは2009年、無料のFacebook向けサードパーティーアプリケーション「Photo Tagger」と、Facebook向けの認識ベースのアラートサービスをリリースして一躍脚光を浴びた。Photo Taggerは、顔認識技術を利用して写真に写っている人々に自動的にタグを付けるアプリケーションである。2010年には、Face.comはオープンAPIをリリースし、サードパーティー開発者らが独自のアプリケーションに同技術を組み込めるようにした。
Facebookは以前から、Face.comの買収に関心を示しているとうわさされていたが、提示金額が低く拒絶されたと報じられていた。
しかし、同社にとって最近、大金の支払いは難しいことではないようだ。同社は、2012年4月に写真共有アプリケーションを提供するInstagramを10億ドルで買収してから、次々と買収に乗り出している。買収金額は公表されていないが、ソーシャルディスカバリーサービスのGlanceeやソーシャルギフトサービスのKarmaを買収した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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