ソーシャルネットワーク企業のFacebookは、ブラウザ人気に便乗しようと計画しているのだろうか?
技術ブログのPocket-lintは、「信頼できる情報筋」の1つが明らかにした話として、Facebookがウェブブラウザ「Opera」の開発元であるOpera Softwareの買収を試みていると伝えた。これにより、Facebookが独自ブラウザの立ち上げを検討している可能性が示唆されるという。
この動きによって、Facebookはブラウザ分野において他のテクノロジ企業との競争に身を置くことになる。そうした競合企業の中でも、Yahooは最近「Axis」を公開したばかりであり、Googleはすでに、ソーシャルネットワーク「Google +」を自社のブラウザ内に統合する拡張機能をリリースしている。
Pocket-lintは、Facebookのブラウザでは、「組み込みプラグインやメニューバー上の機能を使って、ユーザーのソーシャルライフにまつわる情報を最新に保つことが可能になるだろう」と推測している。
Facebookは、モバイルユーザー向けの広告配信による収益化が遅れていることを認識しており、そのため同社は、新規株式公開(IPO)で得た資金を使って同社が弱みとするモバイル戦略に取り組むためにいくつかの買収を行っている。
The Next Webの情報筋によると、Operaは新規雇用を凍結しており、同社の買収に名乗りを上げている複数の企業と交渉中であるという。
Operaでは、同社の対応するプラットフォーム全体で約2億人のユーザーを抱えているとしている。
Facebookはコメントを拒否した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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