The New York Times(NYT)のNick Bilton氏は米国時間5月27日、複数の匿名情報筋を引用して、Facebookが2013年までに独自のスマートフォンをリリースしたいと考えていると報じた。
Bilton氏の情報筋には、Facebookの従業員のほか、同社の求人担当者が探し出した複数のエンジニア、さらにFacebookの計画について説明を受けた人々が含まれる、と同氏は述べている。同計画について説明を受けた人々がBilton氏に話したところによると、Facebookは「『iPhone』の開発に関与した元Appleのソフトウェアおよびハードウェアエンジニア6人以上」と『iPad』の開発に関与したの元Appleのエンジニア1人」を既に雇用しているという。
同社がFacebook携帯電話の開発を試みているという報道は以前からある。AllThingsDは2011年11月、Facebookが「Buffy」という開発コード名の取り組みにおいて、同ソーシャルネットワークを中核に統合したスマートフォンの構築をHTCに依頼したと報じている。その後、DigiTimesもその報道に追随し、HTCがFacebookと協力して携帯電話の開発に取り組んでおり、その携帯電話は2012年第3四半期中にもローンチされる可能性があると伝えた。
TechCrunchはFacebook携帯電話の取り組みについて、2010年秋に初めて言及している。
2011年2月のMobile World Congressで、HTCがFacebook専用のボタンを搭載した新しいスマートフォン2機種を披露したことにも言及しておくべきだろう。その2機種とは、最終的に「HTC Status」になった「HTC ChaCha」と、「HTC Salsa」のことだ。
Facebook自身は、スマートフォンプロジェクトが進行中であるというBilton氏の主張を肯定も否定もせず、同社が以前、All Things Dに対して出した下記の声明を参照するよう同氏に促した。「われわれはモバイル業界全体にまたがって事業を展開しており、事業者やハードウェアメーカー、OS提供企業、アプリケーション開発者と協力している」(Facebookの声明)
米CNETはFacebook関係者に本記事についてのコメントを求めたが、その人物もそれを拒否し、「われわれは、うわさや憶測についてはコメントしない」と付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス