イラン政府は、Googleがペルシャ湾という名前を地図サービスから削除したとして、同社を提訴する意向を明らかにした。
Googleが「Google Maps」からタグを削除した後、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタールの各国で囲まれた海域は名前がない状態となっている。
Googleが、一般にペルシャ湾と呼ばれる同海域の名称を削除した理由は明らかでない(あるいはシステムのバグによるものなのかもしれない)。
Google Earthには同名のタグが残っていることも不可解だ。
Associated Pressの記事によると、イラン外務省のRamin Mehmanparast報道官は海域の名前を元に戻さないとGoogleは「深刻なダメージ」を受けるだろうと警告したという。
イランは文化的にペルシャ湾の名前に敏感であり、それが長年、イランとアラブ諸国での緊張を煽ってきた。この名前による紛争は1960年代から続いている。一部のアラブ諸国は、この海域をアラビア湾と呼んでいる。
特に英国と米国の両政府および国際連合は、この海域についてペルシャ湾という呼び方を続けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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