Facebookは米国時間5月16日、公開するクラスA普通株式の数を当初の予定より増やすことを明らかにした。これにより大きな期待を呼んでいる同社の新規株式公開(IPO)の規模は、およそ25%拡大することになる。
米証券取引委員会(SEC)に16日午前に提出された修正版のS-1申請書によれば、Facebookは18日の株式公開時に売り出すクラスA株式の数を4億2120万株に設定するという。また、オーバーアロットメントに振り向け可能な株式数についても5060万株から6320万株に増やした。これらを合わせると、同社は株式公開時に4億8440株を売り出すことが可能になる。
売り出す株式の数が増えれば、Facebookの既存株主がIPOによりさらに多くの金額を手にする可能性が出てくる。今回の申請書に従うと、売り出される4億8440株がすべて売却された場合、最大で184億ドルが生み出される。前日の15日の時点では、株式数の上限は3億8800万株で、そのすべてが売却された場合の金額は147億ドルと試算されていた。
Facebookの方針変更はこの2日間で2回目だ。同社は15日、IPOの株価範囲を34~38ドルに引き上げると発表していた。当初、同社は28~35ドルの間で株式を売り出す予定だった。同社では、18日の株式市場デビューに向けて、17日に売り出し時の株価を正式発表する計画だ。
ようやくIPOが決まったFacebookの株式は公開後、「FB」というティッカーシンボルのもと、NASDAQグローバルセレクトマーケットで取引されることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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