Grouponの第1四半期決算は、世界市場での売り上げが急増し、米国外での大きな成長が牽引する形となった。
同社の予想を上回る四半期決算は、一部の観測筋を驚かせた。株式公開後のGrouponの業績には不透明なところがあり、会計をめぐる不手際が混乱を招く中、最近になって2011年第4四半期の決算を修正する事態となっている。これを受けて、Grouponは会計と銀行業務に経験のある人物を取締役に迎えた。Grouponは財務管理に重大な欠陥を抱えているとの認識を一掃するためだ。
Grouponの第1四半期は、純損失が1170万ドル(1株あたり2セント)、売上高が5億5930万ドルとなった。非GAAPベースの利益は1株あたり2セントだった。ウォール街の予想は、売上高が5億3060万ドル、利益が1株あたり1セントだった。
第2四半期の見通しについて、Grouponは売上高が5億5000万~5億9000万ドルになるとしている。ウォール街の予想は5億5870万ドルだ。
Grouponの最高経営責任者(CEO)Andrew Mason氏は、決算発表の電話会見において北米での売り上げを強調したが、第1四半期を主に牽引したのは世界市場での売り上げだということを考えると、これは少々奇妙に思われる。Grouponは、米国における好調な動きを世界市場への展開にもつなげている。
Grouponの第1四半期における世界市場の売上高は3億2070万ドルとなり、前年同期比で102%増加した。一方、北米の売上高は2億3856万ドルとなり、前年同期比で74.6%の増加となった。また、同四半期末時点でのアクティブカスタマー数は3690万人、加盟店は10万店以上にのぼったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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