クーポン共同購入サイトGrouponは米国発売11月4日、新規株式公開(IPO)を実施した。
創業3年目インターネット企業Grouponの株価は、NASDAQで26.11ドルで取引を終了し、公開価格20ドルを31%上回る結果となった。これによりGrouponの時価総額は約167億ドルとなった。この額は、同社が2010年に退けたGoogleからの買収提案額の約3倍に相当するとともに、バブル2.0の到来に関する議論を再び盛んにするには十分な額といえる。
今回の結果によりGrouponの企業規模は、米Yahooとほぼ同じ、AOLの約10倍、そして、The New York Timesの約15倍以上となった。
当初は同社の評価額は200億ドルともされていたが、それでも今回のIPOは明らかに成功したと言える。シカゴに拠点を置く同社は、損失の計上や決算報告の修正という事態が発生し、さらに、ビジネスモデルの先行きが不透明という状況にある。
ウォール街全体では株価が下落傾向にあったなかで急騰した今日のGroupon株価だが、一時は更なる高値をつけるかと思われた。同株価は、取引開始後に31ドルまで上昇したが、その後下げ方向へと向かった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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