blue noteは5月9日、「5ドルで○○やります」という仕事をユーザー間で売買できるサービス「vites(バイツ)」を、日韓で同時公開した。利用にはFacebookのアカウントが必要。
vitesは、「5ドルでモーニングコールします」「5ドルでアンケートに答えます」「5ドルでイラストを描きます」など、5ドルでできる仕事や体験をユーザー同士で売買できるサービス。
売買の価格は5ドルに統一されている。「好きな金額を設定できる同種のサービスはあるが、5ドルに限定することで、提供できる内容についても頭をひねってもらえる」(blue note代表取締役社長の秋元悟郎氏)。
仕事を引き受けたいと考えている人(受注者)は、Facebookアカウントでvitesにログインして「やりますを作成する」を選択し、仕事としてできる内容を登録する。登録した仕事はサイト上に公開される。それを見て仕事をお願いしたい人(発注者)は、公開された仕事の中から自分が興味を持ったものに対して発注できる。その際、Google Checkoutで5ドルとvites利用料1ドルの合計6ドルを支払う。
支払いが完了すると受注者に通知され、受注できる場合は売買が成立して仕事が実行される。仕事が完了し、受注者が「完了にする」ボタンを押した時点で、受注者のPaypalアカウントに5ドルが支払われる仕組みだ。受注不可能の場合はキャンセルとなり、購入者に6ドルが返金される。
秋元氏の知人などを中心に事前告知をしたところ、すでに約190件の仕事が登録されており、発注も50件超になっているという。資格などの必要となる仕事もあるが、これについては、「重要な点だと考えている。受注者のモラルに依存するところもあるが、利用にはFacebookのアカウントが必要なので、それを抑止力にする。また今後(仕事を)チェックをしていく」(秋元氏)としている。また、ステルスマーケティングなどでの利用は規約で禁止しているという。
同種のサービスとしては「Fiverr」が有名。同社は先日もAccel Partnersなどから1500万ドルを調達して話題を集めている。
blue noteでは今後、英語やタイ語、インドネシア語などへの対応を予定する。iPhoneアプリやAndroidアプリの公開も予定している。
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