Whyteboardは2月13日、CtoCショッピングサイト「Whytelist」のクローズドベータ版を公開した。WhytelistのFacebookページで「いいね」を押したユーザーに対して順次サービスを提供していく。
Whytelistは、ユーザー同士がフリーマーケット感覚で自分の持ち物などを売買できるショッピングサイト。利用にはFacebookのアカウントが必要となる。
売り手になりたいユーザーは、自分のショップを作成し、そのショップ上に自分の売りたい持ち物を商品として登録していくことで、販売が可能になる。商品登録時には、写真や価格、個数などに加えて、その商品の「ストーリー」を登録できるのが最大の特徴となる。
ストーリーには、商品と出会った経緯などを紹介する「エピソード」、商品のどこが優れているかを紹介する「レコメンド」、その商品をどう使ってきたのかを紹介する「リユース」の3つから選択可能。また、ユーザーのアカウントはFacebookと連携しているため、Facebookを通じて売り手の人となりをさらに知ることができる。ユーザーの背景、そして商品に込めた売り手の思いを伝えることで、「どこで買うか、ではなく誰から買うか」をコンセプトにしたサービスを展開するとWhyteboard代表取締役CEOの碇和生氏は説明する。
商品はPinterestのように、写真が画面上に並ぶようなユーザーインターフェースで表示される。カテゴリ別に商品を見たり、ショップごとの商品を見ることも可能。各写真の下部にはそれぞれのユーザーのショップへのリンクに加えて、コメント欄が用意されるので、商品に関する補足をしたり、商品に関するコミュニケーションをすることが可能。
購入にはPayPalの決済を利用する。出品する商品が売れた場合は現金でなくポイントが付与される。ポイントは現金化できるほか、Whytelist上で現金同様に利用できる。その場合、通常より5%安い価格で商品を購入できる。なお、Whyteboardは決済のタイミングで売り手と買い手のそれぞれのユーザーから10%の手数料を取るという。
WhyteboardではもともとFacebookのソーシャルグラフを利用したオークションサービスを開発しており、2011年夏に米国向けにアルファ版のサービスを開始した。しかしユーザー数が伸び悩んだことから方向を転換。前述のコンセプトの元に新たなサービスとして作りかえたのだという。
3月にもサービスを正式オープンする予定。正式オープン後は、出品時にソーシャルメディアにフィードを流したり、ショップのトップ画像などを変更できるようにしたりと機能拡張を予定している。同社では半年で2万ユーザー、1年後には5万ユーザーの利用を目指す。
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