米Yahooは米国時間5月8日、同社取締役会が最高経営責任者(CEO)であるScott Thompson氏の学歴を確認するための「特別委員会」を設置したと発表した。
Yahooはリリースで、「特別委員会と取締役会全体は、状況の緊急性を認識しており、そのため特別委員会は、詳細かつ迅速に独自の調査を実施する予定である」と述べた。「取締役会は、調査が完了次第、適切な結果を速やかに株主に向けて開示するつもりである」(Yahooのリリース)
アクティビスト投資家のDaniel Loeb氏は先週、Thompson氏が取得していないコンピュータサイエンスの学士号を学歴として挙げていると暴露しており、そのことが今回の騒動のきっかけとなった。Loeb氏は、(自身を含む)新しい複数の候補をYahooの取締役に就任させることを目的とした委任状争奪戦に向けて準備中である。同氏は今回、Thompson氏とその選出過程に関連するすべての記録を開示することを要求している。
All Things Digitalは8日に入って、Thompson氏の指名にいたったCEO選出を統括したYahoo取締役のPatti Hart氏が再選に立候補しない意向であると報じた。
米CNETはYahooにコメントを求めているが、回答はまだ得られていない。Loeb氏の企業であるThird Pointの関係者は、Yahooの発表に対する同社のコメントはないと述べた。
特別委員会は、2月にYahooの取締役会に加わったAlfred Amoroso氏、そして、同じく4月に取締役に就任したJohn Hayes氏とThomas McInerney氏が統括する予定だ。ロサンゼルスにある法律事務所Bird, Marella, Boxer, Wolpert, Nessim, Drooks and LincenbergのTerry Bird氏が独立社外弁護士としての任に就く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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