LinkedInの四半期決算は引き続き好調な内容となり、新興企業買収のための資金も確保した。
カリフォルニア州マウンテンビューを拠点とするLinkedInが発表した2012年第1四半期決算(3月31日締め)では、純利益が500万ドル(1株あたり4セント)となった(リリース)。売上高は1億8850万ドル、非GAAPベースの利益は1株あたり15セントだった。
ウォール街では、売上高を1億7860万ドル、1株あたりの利益を9セントと予想していた。
LinkedInの最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Weiner氏は、声明で次のように述べている。
第1四半期におけるLinkedInの堅調な業績は、2011年の当社の勢いが基盤となっている。われわれは、新規会員の獲得から当社の3つの製品ライン全体にわたる大幅な増収まで、すべての重要な指標で力強さを発揮した。
今後の見通しについてLinkedInは、2012年第2四半期末の時点で売上高が2億1000万〜2億1500万ドルになると見込んでいる。
LinkedInは前四半期決算の時点で、2012年通期の売上高を8億4000万〜8億6000万ドルと予測していた。同社は今回この見通しを上方修正し、8億8000万〜9億ドルになるとしている。
さらにLinkedInは、ビジネス関連コンテンツの共有コミュニティを運営するSlideShareを約1億1875万ドルで買収する計画を発表した。買収資金の内訳は約45%が現金、約55%が株式となっており、2012年第2四半期に手続きが完了する見込みだ。
現時点でSlideShareは900万点以上のプレゼンテーション資料をホストしており、3月には2900万人のユニークビジターを獲得したと伝えられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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