新興企業が存続する上で最も重要な決断となるのは、その会社を誰と始めるかである。優れた創設メンバーが集まれば、すぐに市場に合った製品を作り出せる。だが、バランスを欠くチームであれば、誰も欲しがらないような製品を作るために2年間取り組み続けることになる。
Y CombinatorのパートナーであるPaul Graham氏は2005年に、「重要なのはアイデアではなく、それを考えつく人々だ。優れた人々は悪いアイデアを修正できるが、良いアイデアが不出来な人々を救うことはできない」と述べている。
チームが互いを理解し合っていない、あるいは尊敬し合っていないために新興企業が失敗に終わる様子を筆者は数多く見てきた。マネーロンダリングからサボタージュまで、あらゆる話を聞いたことがある。会社を立ち上げることは、最もストレスの多いことの1つだ。あなたのチームはそのプレッシャーに耐えられるのか、確認した方が良い。
では、どのようにして適切な共同創設者を見つければよいのだろうか。素晴らしい創設チームを生み出す要因は何なのだろうか。最悪の事態を避けるにはどうすればよいか。
ここでは、筆者が考える、新興企業を成功させるために共同創設者に関して守るべき5つのルールを紹介する。
筆者の「The Peep Project」の共同創設者がHilary Karls氏であるのには理由がある。われわれは起業するよりもずっと前からの知り合いで、会社を成功させるのに不可欠な、信頼と尊敬を築く時間があった。
共同創設者がいなければ、良くないアイデアに影響されやすくなる。思いとどまるように説得してくれる人がいないからだ。共同創設者の選択を誤ると、疲労骨折が生じて、立ち上げた企業はやがて分裂してしまうだろう。しかし、適切な共同創設者がいれば、新しい企業の運命は変わり、前に進むことができる。
いつか起業したいと思っているなら、実際に必要になる前に、今すぐ共同創設者を探し始めよう。興味深い人々に会い、意気投合できる人を探そう。あなたはいつか、このアドバイスに感謝するはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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