Facebookが新規株式公開(IPO)の詳細な金額設定を明らかにした。
米証券取引委員会(SEC)に対して米国時間5月3日に提出された書類によると、Facebookは現在、IPOによって最大136億ドルの調達を考えているという。企業評価額は約880億ドル。1株あたりの株価は28〜35ドルを目指している。
これによりFacebookと同社IPOの引受幹事を務める銀行らは、5月17日または18日といわれる取引開始に関して、投資家説明会を7日に開始するための準備を整えたことになる。評価額は、これまでしばしば取り上げられてきた1000億ドルという金額よりも低いが、投資家説明会が順調に進行すれば、その金額は変更される可能性がある。評価額が予測をやや下回ったのは、Facebookが先週発表した第1四半期業績がバラ色とはいかなかったためである可能性がある。
米証券取引委員会(SEC)に対する3日の書類の前には、IPOが6月、またはそれ以降に延期されるのではないかとの憶測が数週間にわたってなされていた。同社の最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が、多額の資金を投じてInstagramを買収したりMicrosoftから特許を買い取ったりしていたためである。それによって、SEC調査官らがIPOを承認する前に処理しなければならない作業が増大していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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