サムスンは英国時間5月3日、ロンドンで開催された大規模な報道陣向けイベントで、多大な期待が寄せられていた「Galaxy S III」を発表した。クアッドコアプロセッサ、高解像度画面、「Ice Cream Sandwich」(「Android 4.0」)を搭載するスマートフォンである同製品は、これまでで最も高機能なサムスン製「Android」搭載端末になる予定で、「iPhone」や高い評価を受けているAndroid端末「HTC One X」の対抗機種として今後数カ月間のうちに登場する見込みだ。
Galaxy S IIIは、5月に欧州で発売され、続いて世界の他の地域で発売される予定である。米国では、同端末のLTE版が2012年夏に発売される予定であり、サムスンの「Galaxy Nexus」がVerizonから発売されてからはちょうど1年になる。
同端末についてうわさされていた機能の多くが現実のものとなっている。Galaxy S IIIには、サムスンのクアッドコアプロセッサ「Exynos」、4.8インチのHD AMOLED画面、8メガピクセルのカメラが搭載される。またサムスンは、さまざまな機能をカスタマイズしている。同社が「TouchWiz」と呼ぶカスタムインターフェースに加えて、GoogleのIce Cream Sandwichのカメラアプリケーションおよび音声コマンドがカスタマイズされている。
またサムスンは、Android 4.0のNFC共有機能である「Android Beam」も拡張している。Galaxy S IIIにおいて「S Beam」と呼ばれるこの拡張版では、地図、アプリケーション、ブラウザURLに加えてファイルも転送可能である。
Galaxy S IIIはホワイトとブルーの2色が提供される予定だ。
Galaxy S IIIは、サムスン史上最も人気が高い携帯端末として10カ月で2000万台を売り上げた「Galaxy II」シリーズの後継機となる。「Galaxy S II」の世界的ヒットは、サムスンが過去最高の四半期利益を達成するのにも貢献している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」