スパムメールやネット掲示板などを介して危険なサイトに誘導されることはいまに始まったことではないが、昨今は短縮URLなどでジャンプ先が偽装されるなど、より手口が巧妙になりつつある。ソーシャルネットワークサービス(SNS)などを通じて人とのつながりがこれまで以上に密になっているだけに、こうしたサイトを通じてマルウェアなどに感染してしまうと、その被害は計り知れない。
今回は、怪しいURLを訪問前にチェックしたり、あるいは万一ウィルスに感染してしまった場合に役立つウェブサービスをまとめて紹介する。これらのサービスを適切に使いこなせば、うっかり危険なサイトのURLを踏んで被害に遭う機会を減らせるはずだ。日々のネットライフにぜひ活用してほしい。
「PC Flank」は、ネット利用時における自分のPCの安全性を手軽にチェックできるサービス。ポートチェック、トロイの木馬チェック、ブラウザのプライバシーチェックやシステムの脆弱性チェックなど、目的別に7つの診断メニューが用意されており、危険度が3段階で通知されるので、自分のPC環境が安全かどうかが客観的に判断できる。
「Know URL」は、短縮URLに直接アクセスすることなく、もとのURLを画面上に表示してくれるサービス。URLを復元すると同時にGoogleのセーフブラウジングによる簡易診断も受けられるので、悪意を持ったURLを踏まされるのを未然に防いでくれる。bit.lyのほか、ow.lyやtinyurl.com、amzn.toなどさまざまな短縮URLサービスに対応している。
「aguse」は、トップページのフォームにURLを入力してボタンを押すだけで、IPアドレスや逆引きホスト名、ドメイン情報などのデータを取得し、サイトのキャプチャ画像とともに表示してくれるサービス。サイトに関するさまざまな情報をオールインワンで取得できるため、個別にあれこれ調べる手間が省ける。
「Get URL Info」は、URLを入力してボタンを押すだけで、サイトの基本属性からソーシャルメディアのコメントまで、サイトについての情報を1ページにまとめて表示してくれるサービス。前述の「aguse」がドメイン情報寄りなのに対し、こちらはユーザのコメントやAlexaなどトラフィック分析サービスのデータ、およびSEOページランクなどが中心。
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