会場内では、各所に「ニコニコ超めじるし」と題した待ち合わせ用の目印が設置され、題材もニコニコ動画で話題になったものがテーマとなっていた。そのなかのひとつに登場キャラクター「双海亜美・真美」の等身大ペーパークラフトが設置されていた。
ニコニコ動画の初期に話題になったこととして「とかちつくちて」というフレーズが挙げられる。これは双海亜美・真美による楽曲「エージェント夜を往く」で、「溶かし尽くして」というフレーズが、12歳のキャラクターがいたずらっぽく歌う歌い方から「とかちつくちて」のように聞こえる空耳から端を発している。ニコニコ動画の特徴である「コメントを表示させる」のと空耳の相性が良かったこともあったのか一気に広まった。ほかにもXbox 360版での新曲「relations」では、舌っ足らずな部分やこぶしを回す演歌風の歌い方も注目され、アイドルマスターの認知度や人気を後押しするほどの話題となった。
この「とかちつくちて」のフレーズや「とかち」という愛称は定着し、ライブイベントで観客も歌い手もわざと「とかちつくちて」と歌うことがお約束となったほか、作中の舞台でもキャラクターの出身地でもないにもかかわらず、2011年11月には「とかち」つながりで「ばんえい十勝」との公式コラボレーション企画まで行われるに至った。また、「ニコニコ超パーティ」の28日開催分で出演声優による楽曲メドレーが披露された際、声を担当する下田麻美さんは挨拶で「とかちだよー!」と言ったほか、「エージェント夜を往く」ではアレンジを加えて「とかちつくちて」のフレーズを3回もリピート、「relations」でもこぶしを回すような振り付けとともに披露し、会場を盛り上げていた。
今回設置された等身大ペーパークラフトは、ユーザーの手によって作られたもの。約150センチの高さでちゃんと自立させていたほか、顔はもとより衣装の再現度も高く、来場者の注目を集め、一様に写真に納めていた。
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