Facebookは米国時間4月23日に米証券取引委員会に提出した修正版のS-1申請書で、同社が4月9日に発表した10億ドル規模のInstagram買収に関する詳細が明らかになった。それによると、同社は3億ドルを現金で、残りを株式で支払うことになっているようだ。
買収の基本条件はThe New York Timesが18日に報じているとおりだが、提出された申請書からは正式な数字を確認できる。それによれば、Facebookは3億ドルを現金で支払うのに加えて、30.89ドル相当の普通株2300万株を支払いに当てるという。すべて合わせるとおよそ10億ドルになるが、株式の評価額は、Facebookの株式公開後の状況によって変わってくるだろう。
Facebookが提出したこの申請書には、買収契約の締結に際して同社の最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏が声明で述べた内容と同じことが書かれている。つまり、同社はInstagramを独立したサービスとして運営することで、Facebookの写真関連サービスを強化し、モバイルユーザーがFacebookで過ごす時間の拡大につなげようとしているのだ。
今の段階でも、スマートフォンやタブレッドなどのモバイル端末からFacebookを利用するユーザーの数は拡大を続けている。今回提出された最新のS-1申請書によれば、Facebookの月間アクティブモバイルユーザー(月に1回モバイル端末からFacebookにアクセスするユーザー)の数は3月時点で4億8800万人に達しているという。また、4月20日現在、その数はすでに5億人を超えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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